施主様のこだわり

　一歩足を踏み入れると、無骨さとヴィンテージ感が漂うインダストリアルデザインの空間が待ち受ける。圧倒的な開放感を感じさせるリビングの天上高は約2m40cmが主流だが、基礎部分をそのまま見せる「躯体現し」にしたことで3mもの高さを実現、抜群の快適さを叶えた。
　過ごす時間が長い自分の居場所は「何十年経っても飽きることなく、さらに人生が楽しくなるように」という想いが込められている。インテリアや家具などを見まわすと、やさしい風合いの木材、無機質なアイアン、ざらざらとした荒削りな雰囲気のコンクリート、重厚感あるレンガなどさまざまな質感の素材がミックスされている。男前ななかにもぬくもりが同居する、バランスのとれた空間が表現されている。