施主様のこだわり

興居島由良港の目の前に。

松山市沖に浮かぶ興居島に、新たな観光拠点「島の駅 ごごしま」がオープン。そのデザインを担当したのが三瀨さんだ。古いミカン倉庫をリノベーションするため、土壁を落としてみたところ、小舞がきれいに残っていたことから、三瀨さんはこの小舞を活かすことに。土壁を丁寧に落とし、この形状のまま洗浄してチェック状にペイント。当時の手仕事感が現代によみがえり、ポップなインテリアとして観光客を迎えている。
三瀨さんは店内のあちこちに興居島の小富士などをドローイングし、写真映えにもひと役買っている。さらに切妻屋根を活かしつつ、板金で象った外観も写真映え間違いナシ。特にシンボルの「go」サインは、穴から子どもたちやワンちゃんが顔ハメできる高さでしつらえている。目を引く建物、SNSで発信したくなる仕掛けに、人は興味をそそられるもの。今後も開発が進む興居島、新たな賑わいの創出が期待される。