施主様のこだわり

海に向かって開いたロケーションハウス

　高い美意識を持つクライアントからの要望は「敷地の特性を活かした明るく開放的な空間」そして「訪れる人が感動する家」の実現。そこで細川さんは、敷地条件の検討と合わせて、クライアントにとっての気持ちよさ、快適さとは何かを第一に考え、空間構成を提案した。出した答えは“クローズ”と“オープン”のバランスを徹底的に考慮すること。まず、通りからは閉鎖的な外観とし、玄関を開けると光に溢れた中庭が視界に飛び込んでくる。さらにリビングのドアを開ければ大空間が現れ、その向こうには絶景が広がる…。巧みな空間デザインにより、そんなドラマを演出した。　またキッチンやダイニングテーブル、ソファも微妙なディティールを求めていくと、既製品では要望を満たすことが難しい。そこでオーダーでしつらえることにより、より高い快適性とクライアントの満足を確保した。